【目次】
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そもそもキャンプコットって何?
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キャンプコットを使うメリットとは?
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家でベッド代わりに使うのもアリ?
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こんな方にはマストアイテム!
1.そもそもキャンプコットって何?
キャンプコットとは、キャンプで使用する簡易ベッドのことです。
キャンプを始めてみたけれど、なかなか寝付けなくて十分な睡眠がとれずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
キャンプ経験者でも、自宅のように快適に眠ることができないという話はよく耳にします。
せっかくのキャンプなのに、夜寝られなければ疲れが取れず、次の日も寝不足でキャンプを楽しむことができません。
キャンプを充実した楽しいものにするためには、寝る環境を整えて、しっかりと睡眠をとることが大切です。
いつもと違う環境で快適に眠るためには、自分にとって寝心地が良く、キャンプでの使用に適したアイテムを使用する必要があります。
そこでおすすめのアイテムがコットです。
コットは、キャンプの必須アイテムではありませんが、簡易ベッドといっても、寝心地が良く、睡眠の環境を整えるためには必要性の高いアイテムです。
また、コットは、ベッドとしてだけでなく、荷物を置いたり、ベンチとして使ったりさまざまな使い方ができます。
キャンプコットは、多くのアウトドアメーカーから販売されており、種類が豊富で機能もデザインもさまざまです。
①コットの種類
【ローコット】
高さ20cm前後のコットは、ローコットに分類されます。
ローコットは、レッグ部分が短いので安定性があり、ハイコットよりも軽量コンパクトに収納可能です。
高さが低いので、幕内の高さが低めのテントで使用する場合でも、圧迫感を感じることなく使用できます。
また、寝返りの際に万が一落ちてしまっても、低いのでケガの心配も少なくて済むため、子どもを寝かせる際にも安心です。
寝相が悪い方で、コットで寝たことのない方は、まずローコットを試してみるのもおすすめです。
【ハイコット】
高さ40cm前後のコットは、ハイコットに分類されます。
ハイコットは、地面との距離が遠くなるので、地面からの冷気や熱気を感じにくく、快適に眠りにつくことができるため、夏キャンプや冬キャンプには特におすすめです。
また、ハイコットの場合、ベンチとしても使用できます。
コットを取り入れることで、荷物が増えるというデメリットもありますが、コットをベンチ代わりにすれば、椅子を持っていかなくてすみますね。
どちらを使っていいかわからない場合は、ハイタイプとロータイプのどちらでも使用できる2wayタイプのコットもあります。
②コットを選ぶポイント
【設置方法】
コットの設置方法は、組み立て式と折りたたみ式があります。
折りたたみ式は、脚が収束式になっているものもあり、設置・片付けが簡単にできるため、女性や子どもも気軽に使用できます。
組み立て式は、フレームの部分を組み立てて、シート部分を通すなどの作業が必要になりますが、パーツが分解できる分コンパクトに収納可能です。
女性や子どもでも簡単に組み立て簡単なものもあるので、気軽に取り入れることができます。
また、比較的軽量なものが多いので、持ち運びしやすく、ソロキャンプやバイクキャンプ、登山にも持っていけるサイズのものもあります。
【サイズ】
コットによって、大きめサイズものと、小さめサイズのものがあります。
体が大きな男性や、寝相が悪い方、寝返りを自由に打ちたい方はワイドサイズを選ぶとゆとりがあるので快適に眠ることができます。
身長が高い方は、しっかりと足が延ばせるように、長さにも注意して選びたいですね。
展開サイズがワイドサイズでゆったり使用できるものでも、収納時はコンパクトになるものもあるので、展開時のサイズと収納時のサイズどちらにも注意して選びましょう。
【耐荷重】
コットによって、耐荷重にも差があります。
使われている素材によって、軽量でも耐荷重が大きいものもあります。
寝返りを打つことが多い方や、体の大きな方は、自分の体重よりも余裕がある耐荷重のものを選びましょう。
【シートの張り具合】
コットは、シートの張り具合によって、寝心地が変わります。
シートがよく張っていると、硬めで体が沈みにくく、寝返りが打ちやすい特徴があり、シートの張りが弱いと、柔らかい寝心地で体によくフィットします。
人によって、寝具の好みはさまざまなので、自分にとって寝心地の良いコットを見つけましょう。
【収納時のサイズ】
キャンプコットは、収納時のサイズもさまざまで、コンパクトに収納できるものから、収納時のサイズがかさばるものもあります。
キャンプでは、できる限り持ち物を軽量コンパクトに持ち運びたいですよね。
特に、登山やバイクでのソロキャンプの場合、荷物の積載量に限りがあります。
そのため、軽量コンパクトなものを選ぶ必要があります。
組み立て式のローコットであれば、コンパクトに収納できて軽いものもあり、持ち運びに便利なものがあるので、コットを選ぶ際は、収納時のサイズにも注意して選びましょう。
2.キャンプコットを使うメリットとは?
①地面の影響を受けにくい
キャンプコットを使用する場合、地面の影響を受けにくいことがメリットの一つです。
最近では、きれいに手入れされた芝生のオートキャンプサイトも多いですが、中には、石が落ちていたり、地面がでこぼこになっていたりする場所もあります。
また、砂利のサイトは地面が硬く、インナーマットに寝袋だけでは体が痛くなってしまいます。
そんなときに、コットを持っていれば、地面がでこぼこでも、硬くても、問題なく眠りにつくことができますね。
②地面からの熱気や冷気を遮断してくれる
キャンプでは、自宅で寝る場合と違って地面から冷気や熱気が伝わってくるため、冬キャンプや夏キャンプでは、対策が必要です。
コットを使用することで、地面との距離ができるため、冷たさや暑さが伝わりにくくなり、快適に眠ることができます。
冬キャンプで地面から伝わる冷気で底冷えして体が冷えてしまったり、夏キャンプで熱気が暑苦しく眠れなかったりという思い出がある方は多いと思います。
自宅でも、冬は暖かいシーツ、夏は接触冷感のシーツなどを使用して、背中を温めたり冷やしたりすると、寝心地が良くなりますよね。
背中から伝わる熱は快適な眠りに付けるかどうかを左右します。
キャンプでは、自宅とは違い、地面からの影響を受けやすいので、地面と距離がとれるコットはマストアイテムです。
ローコットの場合は、ハイコットよりも地面との距離が近いので、コットの下にマットを敷くなどすればさらに快適になるでしょう。
③インナーテントなしで寝ることができる
コットを使用することで、インナーテントなしで寝ることができます。
アウターテントにコットを設置するだけで寝ることも可能なので、インナーテントの設置や撤収の時間を短縮することができ、荷物も減らすことができます。
キャンプは荷物が多いので、少しでも荷物を減らすことで積載もしやすくなりますね。
④荷物置きとして使用できる
コットは、荷物置きとして使用できるので、少々地面が濡れていても、コットを出してその上に荷物を置けば、荷物が濡れずにきれいに保管できます。
就寝時以外にコットを荷物置きにすれば、サイト内が散らかるのを防ぐことができますね。
就寝時には、コットの下に荷物を置くスペースができるので、限られたスペースを有効活用できます。
また、車の横づけができないサイトで、荷物の積み下ろしのみ先にする場合も、コットをサッと広げて地面に置きたくない荷物を置くことも可能です。
撤収時も、荷物をコットにまとめていけば、スムーズに片づけられますね。
⑤椅子やマットの代わりに使用できる
キャンプコットを使用することで、インフレーターマットを使用しなくても寝ることが可能です。
また、コットをベンチのように使用することも可能で、椅子の代わりになります。
コットを持っていくことにより、荷物が増えるというデメリットがありますが、コットがあることによって減らすことができる荷物もあります。
コンパクトなコットを選べば、インフレーターマットや椅子の分荷物を減らすことが可能です。
3.家でベッド代わりに使うのもアリ?
キャンプコットは、キャンプで活躍するアイテムですが、自宅でも使えたらうれしいですよね。
コットを自宅で使用する方法を紹介していきます。
①ベッドやベンチとして使用する
キャンプコットは寝心地が良く、自宅でベッド代わりに使用するのもおすすめです。
家にいながらキャンプ気分を味わうことができて、非日常感を感じることができそうですね。
また、ベッドとしてだけでなく部屋に置いてインテリアを楽しんだり、ベンチとして使ったりもできます。
さまざまなデザインのコットがあるので、デザイン性の高いものを選べば、部屋がアウトドアテイストでおしゃれな雰囲気になりそうですね。
②来客用として使用する
コットは、自宅でベッドやベンチとして使用するほかに、来客用の椅子やベッドとしても使用できます。
キャンプをしたことがある方もしたことがない方も、キャンプをしているような雰囲気を味わうことができて喜んでもらえるかもしれません。
コットを使用することで、思いがけずキャンプに興味を持ってもらえてキャンプ仲間が増えるチャンスになるかもしれませんね。
③休日に庭やベランダでお昼寝する
キャンプコットは、庭やベランダに出してお昼寝を楽しむこともできます。
休日にコットでくつろぐことで、キャンプになかなか行けないときでもキャンプ気分を味わうことができます。
また、軽量コンパクトで携行性が高いものは、気軽に持ち運びできるためピクニックのときに使用するのもおすすめです。
4.こんな方にはマストアイテム!
コットは、キャンプスタイルによって、必要な場合と、そうでない場合があります。
自分のキャンプスタイルに必要かどうかを判断し、用途に合わせてコットを選びましょう。
コットの使用に適しているキャンプスタイルについて紹介します。
①ソロキャンプ・デュオキャンプ
コットは、自宅のシングルベッドよりも狭いので、寝相が悪い小さな子どもがいるファミリーキャンプにはあまり向かないかもしれません。
また、コットを人数分揃えるとなると、その分コストもかかり、荷物が増えて、テント内のスペースも限られてしまいます。
そのため、コットは、ソロキャンプやデュオキャンプなど少人数での使用が特におすすめです。
しかし、ソロキャンプ、特にツーリングキャンプなどの場合、荷物の積載量に限りがあるので、より軽量コンパクトな商品が適しています。
②1年中快適にキャンプを楽しみたい方
キャンプをするにあたって、春と秋は過ごしやすく、初心者のキャンプデビューにもおすすめの季節です。
キャンプコットは前述のとおり、地面からの熱気や冷気が伝わるのを遮断してくれる役割があります。
そのため、春、秋などの過ごしやすい季節にしかキャンプをしない人には必要性が低いかもしれません。
コットは、1年通してキャンプを楽しみたい方で、キャンプでも快適に寝たい方にはマストなアイテムです。
③インナーテントを使用しない方
キャンプコットは、インナーテントを使用せずにアウターテントのみ使用する方や、タープの下に寝床を作りたい方におすすめです。
インナーテントが窮屈に感じてしまう方や、より自然を感じながら寝たい方にはキャンプコットはマストです。
④ファミリーキャンプでの活用方法
ファミリーキャンプの場合、全員分のコットを揃えて寝るのはスペース的にもコスト的にもあまり向いていないかもしれません。
人数が多いファミリーキャンプでは、マットとシュラフがマストアイテムです。
しかし、コットを1つ持っておけば荷物置きやベンチとしても使用できるので、使えるシーンはあります。
また、子どもが大きくなってくると、インナーテント内で家族全員分の就寝スペースを確保するのが困難です。
その場合、インナーテント内で寝る人と、コットを使用してアウターテント内で寝る人と別れるという方法もあります。
テントの大きさを変えずに、家族が増えたり、子供が成長したりするのに対応するためにコットを取り入れるというのも一つの方法です。
テントを大きなものに買い替えるとなると、コストがかかるほか、設置・片付けも大変で荷物も多くなってしまいます。
コットを買い足していく方がコストも荷物の大きさも少なくてすむでしょう。
おわりに
1年中快適にキャンプを楽しむために、キャンプコットを取り入れることで、快適な睡眠をとることができます。
キャンプコットは、多くのアウトドアメーカーから販売されており、種類も豊富です。
機能性・デザイン性に優れており、多くの人から選ばれているコットに、ALPIDEXのコットがあります。